詳細セーフティーマークの仕組み
セーフティーマークは、転倒防止のためのマークになります。背景色に対してコントラストの強いマークを入れることにより、視認性を向上させる効果があります。このマークは、エスカレーターの手摺に対し、約1mの間隔で配置し、利用者がエスカレーターの正面に見えるところにまで来ると手摺半円部分に次々と約1個動いている様子が見えるようになってます。
弱視者、動体視力の低下した高齢者などは、エスカレーターの動きにタイミングを合わせづらく、転倒してしまい、事故につながるケースが多々あります。 (参照「エスカレーター事故の経緯について」)
このセーフティーマークは、 エスカレーターの踏段の動きに合わせるタイミングを取るサポートをします。
実験では、利用者はエスカレーターの前、4~5mのところより、エスカレーターの動きをキャッチします。
ここで視認性の強いマークが、高齢者等の運動能力の低下や、動体視力の低下を補い、タイミングを取りやすくし、
スムーズに昇降することができるようになります。このセーフティーマークの効果は、JR東日本との共同研究や東京メトロでの社会実験等により各種発表されております。