転倒事故ゼロ達成、ラバーインダストリーに寄稿しました

 

弊社のエスカレーターハンドレールラッピングをした施工物件で、2018年度、事故ゼロを達成し、2009年よりの追跡調査の内容を「ラバーインダストリー」2月号に寄稿しました。内容を抜粋してご紹介します。

下図は、前回「ラバーインダストリー誌・2017 年 7 月号・図 6」に発表したデータを 「・2015 年まで公表済み」と表記して、さ らに「4 年後の追跡調査結果」を加筆したも のである。同追加調査は、下図右寄りに「78%減少」 と表記した鉄道系誌「月間『R&m』2010・5」((一社)日本鉄道車両機械技術協会刊) 掲載の「エスカレーターにおける転倒事故 原因の分析と対策」(JR 西日本テクシア執 筆)に「某駅(論文には具体名あり)のエス カレーターで、転倒事故が僅か2ヶ月間で8 回と多発していることが判明し、当該機 に「手摺注意喚起シール」(本件技術)を施 行したところ、「発生率:10.5%」が施行後 は「1.6%(事故件数1件、調査日数 62 日、 発生率:件数/日数)」に、また 6 年間平均 で「2.3%」に減少したことを公表している。

今回は、同一機について同社のご努力に より「その後の 4 年間を追跡調査」したとこ ろ、直近の 2018 年は「転倒事故ゼロ」を記 録したことが特筆される。直近の 2018 年は筆者が念願とし したところ「転倒事故ゼロ」を達成した特筆 なお、現在この技術については、既報の表 3に示した、国土交通省の「バリアフリー整 備ガイドライン」や「グッドプラクティス」 の推奨事例もあり、今後はこれに従って、特 に公共交通機関と呼ばれる鉄道駅を中心と した施設に広く普及していくことが望まれる。

手すりシールの表示効果/転倒事故発生率

転倒事故発生率グラフ